こんにちは!
松生典子です。
ブログを訪ねてくださってありがとうございます。
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「褒め」について、前回はおもに設定の仕方や使い方について書きました。
(記事はこちら → 「褒め」の効果的な設定の方法って?)
今日は脳科学の視点から、
効果的なご褒美の与え方についてお話していきたいと思います。
”なぜそうなるのか”を知ると、褒めたりご褒美をあげるときに迷わなくていいですからね!
脳にとってのご褒美がやる気につながる!
ご褒美がその子にとってのモチベーションになるためには、
そのご褒美が『脳にとっての』ご褒美でないと意味がありません。
なぜならモチベーション(やる気)も、脳でつくられるからです。
では、『脳にとっての』ご褒美とは、どんなものなのでしょうか。
それはズバリ、「「うれしいと感じること(脳が)」!
「脳がうれしがることって、ナニよ?」と思われますよね?
一言で言うなら、”脳の本能を満足させること”、です。
脳の本能の中でも、たとえば脳神経細胞(脳内での情報伝達を担う細胞のことです)の本能は、たったの3つです。
①生きたい
②知りたい
③仲間になりたい
人間の脳神経細胞は、このような本能で機能していて、
脳、つまり人間はこれをコントロールできません。
脳の本能には、脳神経細胞に由来する本能のほかに、
脳組織由来の本能(コントロール可能)である
④自分を守りたい(自己保存)
⑤自分でやりとげたい(自我)
⑥バランスをとりたい(統一・一貫性)
や、脳の組織連合由来の本能(コントトール可能)である
⑦違いを認めて共に生きたい
という本能があります。
モチベーションにつながる本能は、この7つの本能のうち
「仲間になりたい」という本能と、
「自分でやりとげたい(自我)」という本能です。
「仲間になりたい」という本能があるので、
単に自分が嬉しいことだけでなく、
人を喜ばせたり(a)、
人から感謝されること(貢献)(b)
などもご褒美になります。
また、「自分でやりとげたい(自我)」という本能によって、
達成感(c)や
成功体験(d)、
褒められること(e)、
などもご褒美になります。
では(a)から(e)を満たすようなご褒美って、どんなものが考えられるでしょうか?
(a)子どものした行動を喜ぶ・感心する(「そんなことできるようになったんだ!」)
(b)感謝をする(「お皿運んでくれてありがとね!」)
(c)達成したらシールをあげる
(d)できていることをママが口に出して気づかせる(「歯磨きしたんだ!」)
(e)きれいに書けた字に花マルをあげる
こんなことが全部、脳へのご褒美になるんですね~!
「脳へのご褒美ってこういうものなんだ~」、と腑に落ちれば、”こんなふうに褒めましょう”とか、”この方法でやる気アップ”などのアドバイスに納得できたり、別バージョンを考えたりできますね!
いかがでしたか?
今回の記事で、7種類の脳の本能の分類は、脳医学者 林成之さんのご見解を参考にしています。
著書では、『脳に悪い7つの習慣』(幻冬舎新書)が
とてもわかりやすくて面白いので、ご興味が湧きましたら一読おすすめします!
次回からは、褒めに限らない、『肯定』について、シリーズにしていきたいと思います。
お楽しみに!
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最後までお読みくださり、ありがとうございます(^o^)
お子さんとお母さん、
そしてご家族の未来を変える力を、
一緒に育んでいきましょう!