親子のコミュニケーションをスムーズにして子どもの発達を加速する
『発達科学コミュニケーション』
トレーナーの小平季枝(こだいら きえ)です。

ブログを訪ねてくださってありがとうございます。

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木の枝で工作する男の子

夏休みは、「脳を喜ばせる」キャンペーン期間にしましょう!

特別に気負うことはありません、夏休みの普段の生活を、「脳を喜ばせる」目線で過ごそうってコトです(*^。^*)
なぜ「脳を喜ばせる」ことが大切なのかというと、ずばり脳は喜ばなければ成長しないからです。発達科学コミュニケーションは、これに尽きるんです。この簡単で大事なことを一生懸命やってみる夏休みにして、子どももママも大きく成長したい(脳は大人も成長するんですよ)ですね。

例えば夏休みの自由課題、お題の無いことを決定するのは、思考の整理がニガテな凸凹ちゃんにとっては、どうしたらいいかわからなくなって、手がつかない状況だと思います。

今日は、”決められない”のが課題の子向けの提案です。

”決められない”特性のあるお子さんへのファーストステップは、選択肢を用意してあげて、その中から選んでもらうことです。
3つ前後の選択肢から、”選ぶ”という脳の機能を応援するんですね。
(ただ、待ってあげてもどうしても決められないなら、責めないで「じゃあ、こっちにしよう。」と、サラッと助け舟を出してあげて、「決められない不安」を増大させないようにしてあげて下さいね。”選ぶ”練習についてはべつの機会に書きたいと思います。)

テーマ決めにおいて、「脳を喜ばせる」やり方のポイントとして、

①好きなこと、楽しいこと
②経験のあること

の中から選ぶ、というのが前提になりますよ~。

ドーパミン経路を活性化させる

”ドーパミン”という、脳内の神経伝達物質が、「やる気」につながるキーになります。
ドーパミンは達成感や幸福感や快感を感じた時に放出されますし、そういったことを予測・期待できるだけでも出てきます。

凸凹ちゃんでドーパミンの経路がうまく働かない子は多くいますので、
①好きなこと、楽しいこと
を大前提に、やる気の出る自由課題を考えましょうね。
教育熱心なパパママさんで、高尚なんだけど楽しそうじゃない研究を提案してしまっているのは、「脳を喜ばせる」という観点からはNGです~!

新しすぎないことで

発達ちゃんは、”初めてのこと””新しいこと”に、すごく不安感を覚えて全く手を出さなかったり、はじめの一歩が踏み出せなかったりします。
ですので、夏休みの自由課題は、”経験のあること””なじみのあるもの”の要素があるものを選びましょうね。
「せっかくの夏休みなんだから、普段できないことに挑戦してもらいたい!」というご意見ももっともです。
私も、以前はそういった考え方でしたので、すごくよくわかります。
ですが、本人にとって新しすぎることでは、そもそも手をつけられないのですよね。。。
(新しい経験は、宿題以外で増やせばいいと思います。いろんな楽しいこと、夏休みにたくさん経験して、脳を成長させましょうね!)

自由課題は、「経験のあることを、ちょっぴり深める・広げる」ことができるゾーンに焦点を合わせましょう!

小2息子の場合、こうなりました

上述したように、経験のあること、興味のあることなどから、いくつかピックアップしてあげます。
小2息子の場合、
「学校の緑のカーテンにゴーヤの花が咲いてるんだ」
「オレ、ゴムで動くしかけに興味ある(学級文庫で読んだ)」
「野菜やブルーベリー育ててみたいなあ(ブルーベリー狩りに行った)」
「果物に電気が流れるんだって(学級文庫で読んだ)」
1学期の終わりごろはこんなことを言っていました。

こういった経験や興味を、自由研究のために整理することは、ママがやってあげていいと思います。
やり方は、自由研究を話題にしたときにママが言って思い出させてあげるかんじです。

その中から、自由研究としてやりたいコトを決めてもらいました。
ギミック好きな息子は、
「ゴムで動くしかけのあるモノ作りたい!」
と、決めました)^o^(

楽しそうだし、本で読んでいて予測がつくし、ゴム鉄砲など、ゴム動力を使って遊んだ経験もあります。

ゴム動力工作

画像のように、定規で長さを測るという、ちょうど2年生のさんすうの単元ともマッチして、ゴムを巻いて手をはなすと、天井方向へ飛ぶヘリコプターを仕上げました!出来上がりはヒミツです(#^.^#)

「普段の生活を、もう1歩楽しくする」ために、自由研究を使っちゃいましょう!

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最後までお読みくださり、ありがとうございます(^o^)

お子さんとお母さん、
そしてご家族の未来を変える力を、
一緒に育んでいきましょう!