こんにちは!
親子関係コーディネーター 松生典子です。
ブログを訪ねてくださってありがとうございます。
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今日は、おもに新1年生の凸凹ちゃんのお話です。
小学校入学式から2ヶ月が過ぎましたね。
凸凹ちゃんにとって、
保育園 or 幼稚園、もくしくは自宅での生活という、あるていど自由で、遊び中心の世界から
規律やルールがより重んじられ、過ごす時間のほとんどが授業、
という小学校生活への変化はどんな風に感じられたのでしょうか?
まさに天地がひっくり返ったような大事件を、全身で経験した2ヶ月だったろうと思います。
不安感の強いお子さんでしたら
登校しぶりや不登校が出ている子もいるかもしれませんね。
うちの場合、よく言われるGW明けどころか、登校2日目に、学校に行けませんでした。
そして1学期の間、毎日のように登校しぶりがありました。
(その後、不登校に・・・。克服の過程はこれからアップしていきますのでお楽しみに)
ちょうど1年前のことでしたが
ついこの間のことのように思い出されます。
ピカピカの1年生のはずの子どもが
ぜんぜん元気に家を飛び出していってくれない毎朝の重い空気。。。
お母さんも辛くてやるせないですよね。
今回は、入学早々登校しぶりや不登校になったときに、
軽度発達障害(グレーゾーン)の特性の視点から
どんな理由でそうなってしまうのかを書いています。
あなたがこんな視点で考えて、わが子にに寄り添えるヒントになれば嬉しいです。
発達障害・グレーゾーンの子は、環境の変化に辛さを感じる<アスペルガー・ADHD・併存の子ども別>
軽度発達障害(グレーゾーン)のお子さんが
4月からの環境の変化にうまく適応できずに登校をしぶったり不登校になってしまうのには、いろんな理由が考えられます。
何回かに分けて、
発達障害の特性からくる原因のいくつかを
ブログでピックアップしていきます。
発達障害と不登校は、親和性が高いので・・・。
そして、それぞれの原因に沿った対応を見ていこうと思います。
少しでも、お子さんとあなたがラクになるために
「うちの子は、どんな理由があるのかな?」
ということに
まずは、思いを巡らせてみて下さいね。
<アスペルガー>
・基本的に不安感が強い。
・いつもどおりの(今までどおりの)生活がいい、というこだわり。
・新しい環境への不安感や緊張感が、こだわりをさらに強めている。
(不安なので、安心するためにこだわりにすがりついている状態)
・不安感や緊張感といった自分の感情がわかりにくく、感情のラベリングができないので、
わけのわからないざわざわした気持ちに自分で対処できずに「学校行きたくない!」となる。
・そもそも「なんで学校に行かなきゃならないんだ。」と、納得ができていない。
(アスペルガーの場合は、自分で理屈を納得しない限り、動きません!)
・学校のにおい・温度・教室や体育館のざわめき・上靴の履き心地・椅子の座り心地・・・
など五感で敏感に反応して、脳にストレスとなっている(感覚過敏といいます)。
<ADHD>
ADHDは、新しいことや変化を求める、と説明されていることが多いですが、
ADHDで変化に弱い子もいます。
<アスペルガーとADHDの併存>
アスペルガーとADHDが併存している場合では、
ADHD的に、目についた様々な外部情報
(小学校の机や椅子、壁の貼り紙など目新しいもの)
に次々と意識が向き、翻弄されて疲れたり、ストレスが大きくなり、
それがもとでアスペルガーのこだわり特性がふくらんでしまう。
・・・という風に、それぞれの特性が連動していきます。
実際、アスペルガーだけ、ADHDだけ、というよりも、こうした併存のパターン
の方が納得のいくケースがよくあるのではないでしょうか。
(アスペルガーやADHDなどと分けること自体、あまり意味のないことかもしれません。
でも問題を整理して考えやすいので、いちおう分けて書く記事もありますのでご了承くださいね。)
こういうときに、登校しぶりの理由をお子さんに聞いても
自分でコントロールできないことなので本人ははっきりと答えられませんし
「なんで学校行きたくないの?」「なにが嫌なの?」などと登校しぶり中に問い詰めると、
”答えられない”ことに対して
自分自身のことを不安に思ってしまう、という新たな問題も起こり得ます。
環境の変化で”不安な気持ち”がものすごく大きく膨らんでいて、
それを自分では説明できずにさらに不安になり、身動きができない状態です。
私も、息子から
「いろいろ聞かないで!
答えられないと、ざわざわした気持ちになるから、
先生にも聞かないようにママから言っておいて。」
と言われましたよ~。
こういう風に、子ども自身の言葉に中にちゃんと解決策があることもしばしばです。
子どもが核心を突いた言葉をまっすぐに言うことがあれば、
真摯に受け止めて、サポートする大人として、できることを考えたいですね。
もしあなたのお子さんの登校しぶりや不登校で、
今日の内容に心当たりがあれば・・・
お母さんから学校の先生に
お子さんの状態を伝えて
問い詰めないように、
さらっと(←これ超大事です)対応していただけるよう
お願いしてみるのも、
お子さんが生活しやすいサポートになりますね。
お子さんから詳しく話を聞いたり、
具体的な理由を提示してあげて考えを整理してあげたりするのは、
学校時間ではない、パニックになっていない時に
さり気なく、重くなく、がいいです。
もちろん、お子さんが「ぼくの気持ちを聞いて。」と言ったときには、
機を逃さず思う存分言わせてあげましょうね。
そして、「あぁそうなんだ。小学校は保育園とちがうところがいっぱいあるんだねえ。」と、
お子さんの訴えを繰り返してあげると落ち着きます。
手をつないだり、背中をゆっくり撫でてあげるなど、
どこか接触しながら聞いてあげると、もっと安心できますよ~。
不安感や恐怖感でパニックになっているので、対処のキーワードとしては、落ち着きや安心感、ですね。
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次回は、
感覚過敏で登校しぶりをする発達凸凹ちゃんのお子さんの感じ方を
もう少しお話したいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございます(^o^)
お子さんとお母さん、
そしてご家族の未来を変える力を、
一緒に育んでいきましょう!