こんにちは!
親子のコミュニケーションをスムーズにして子どもの発達を加速する
『発達科学コミュニケーション』
トレーナーの小平季枝(こだいら きえ)です。

ブログを訪ねてくださってありがとうございます。

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発達ちゃんのタイムスリップ現象や時間感覚についてのお話の続きを書く予定にしていたのですが、
不登校を克服した息子が、いまだにちょっとニガテな土曜授業の行きしぶりについて、タイムリーだったので記事にしますね。
不登校・行きしぶりテーマの一環として、脱線させてください~。

土曜授業に行かない理由

息子の小学校では、第2土曜日が登校日です。

1年生のときは別室登校しながら毎日学校には行っていましたが、土曜授業だけはどうしても行けませんでした。
というより、どうしても行きませんでした(汗)。
完全教室登校を果たした3学期の最後の1回は土曜授業に行けて、保護者参観も兼ねていたため参観しながらこみあげてくるものがあったことをよく覚えています。
2年生の今では平日は普通に登校しているというのに、土曜授業の日は登校をしぶったあと保健室に登校し、教室には行けず。

息子なりの主張があるのです。
こんなことを言います。
①明日学校と言われてもすぐにはそんな気持ちになれないでしょ。
②土曜日はお休みの日だ!(いつもそうじゃん!)
③せっかく遊べる土曜日に授業なんて、時間がもったいない!むだだ!

①②③それぞれに発達ちゃんの特性が表れていますが、今日は①の「すぐにはそんな気持ちになれないでしょ」に、フォーカスしますね(脱線ついでに、②③も次回以降続けてお話します~)。

予告期間はわが子に合ってる?

発達ちゃんが変化球を受け入れるのには、変化球用に気持ちを切り替えなければなりません。
ただ、その切り替えの時間がママさんが思うよりすごーく長い場合があります。
“来週”、ましてや”明日”なんて、発達ちゃんにとっては、”いきなり”と同じくらい「ムーリー」だったりします(汗)。
お子さんが納得できる予告期間をいろいろ試してみましょうね~。
あなたのお子さんは、1ヶ月前からがちょうど良いかもしれませんし、いつも前日に予告していたことを3日前にすればすんなり受け入れられるかもしれません。

さて、息子の土曜授業ですが・・・。
今月は土曜授業に行けそうな予感!
なぜなら予告がうまくいっているからです(^.^)

”自分ごと”への置き換えをサポート

学年だよりの7月の予定が出たところで、それを見せながら
「7月の第2土曜は14日だから、14日が土曜授業って書いてあるよ」と、まず全体のルールであることを知らせます。

次に、
「カレンダーに土曜授業のしるし付けれる?」とカレンダーをめくろうとすると・・・
「オレがやる!オレがやる!」とやってきて、
カレンダーを破る快感と、キレイなカレンダーに一番のりで赤マルを書ける快感を堪能しています。
自分で書くという行動がママの狙いです。
カレンダーに印

書き終わったあと、満足げに眺めていますね~。
「すごいじゃん、自分の予定、自分で書いたんだね!」と、やった事実をそのまま褒めておしまいです。
あとは当日まで折に触れてカレンダーを見せればいいですね。

アスペルガー系だと、ルールは理解できても、自分への置き換えが出来てない場合があります。インプットは得意なのですが、その情報を統合したり整理したり順番をつけたり、自分に応用したり、などの機能が弱いためにそうなりますね。
予告をしても、こうして「自分ごと」にするには、男の子だと、書くなど自分で行動するのが記憶に残りやすいです。

目に見えないものは想像しにくい

凸凹ちゃんの特性として、目に見えないものは理解しにくい、というのもあります。
「土曜日」という目に見えないものの変化・変更は、やはりカレンダーに分かりやすくしるしを付けるなど、「目に見える化」することはとても大事です!
凸凹ちゃんのニガテとするところに必要なお助けがあると、ストレスなく生活できますね。
物理的な支援(環境整備)は、発達支援の基礎になるものです。

予告のまとめ

発達ちゃんへの予告、
・期間を十分にとる
・自分ごととしてインプット
・見える化
で、変化球を受け入れやすくなりますよ(^^)

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次回、
②土曜日はお休みの日だ!(いつもそうじゃん!)
の主張に見える、発達ちゃんの特性を書きますね。
この記事が少しでも助けになれば嬉しいです。

最後までお読みくださり、ありがとうございます(^o^)

お子さんとお母さん、
そしてご家族の未来を変える力を、
一緒に育んでいきましょう!