こんにちは!
親子関係コーディネーター 松生典子です。
ブログを訪ねてくださってありがとうございます。
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夏休みの2大テーマのもう1つ、
発達ちゃんのの内部環境を整えるために、
「自分に期待するチカラ」をつけよう、ということについて、書いてみたいと思います(#^.^#)
(1つ目のテーマ:外部環境を整えるために、お母さんとの信頼関係を取り戻そう、についてはこちら→夏休みは親子の信頼関係を取り戻すチャンス!)
自己効力感とは自信のこと
発達ちゃんの(自己の)内部環境を整えるために、1番重要なのは「自己効力感」です!
「”自己肯定感”ならよく聞くけど、”自己効力感”ってなにー?」
ってなりますよね。解説します(=^・^=)
自己効力感とは、自分の目標に対して、「それは自分にできそうだ」と思えることです。
やればれきるという等身大の自信や自己信頼のことで、実際に行動すること、そして成功体験との関わりが大きいですね。
自己効力感を育てると、どうなるのかというと、
・勉強や仕事が身につきやすくなる
・・・これって発達ちゃんの課題そのものじゃないですか?
それぞれの項目のあとに、「そのことによって、成功しやすい」と続けられます。
脳科学的には、「自己効力感」→「自己学習力(自己教育力)」という順番で育ちます。
ついでに自己学習力(自己教育力)が育つとどうなるのかというと、
・もっと自分を高めたくなる
凸凹ちゃんにとってストレスの多い2学期が始まるときに、
こういったチカラを備えた、より「生きやすい」自分になっていてほしいと思いませんか?
小学校入学や進級という高いハードルを経て1学期を過ごしたお子さんが、夏休みにぐんと成長して2学期を迎えるために、是非ともあなたから授けて欲しいチカラです。
一緒にがんばりましょう。私も負けませんよーヽ(^o^)丿
どうやって自己効力感を授ける?
「自己効力感」を身につけるためには、ずばり「成功体験」というものを、ママが意図的に作ってあることです!
発達科学コミュニケーションの”肯定のテクニック”は、1つはこのためにあります。
”肯定”によって、自己効力感はどんどん身についていきます。
やりやすい方法として、”お手伝いを頼む”というのを、見てみます。お手伝いは”行動”が主なので、自己効力感を育てるのにもってこいですね。夏休み限定じゃなくてもいいのですが・・・(^^)。
例えば洗濯物をたたむお手伝いでは、
①ママから頼まれる(頼りにされる)
②引き受けてやり始めた時に褒める(行動を言葉で表す)
③一緒にたたむ(スキンシップとして)
③たたんでいる様子を見て、”できている部分”を見つけて事実を認める(何個でも)
④あと2、3枚になったら、「もう少しだね!」と励ます
⑤全部終わったら、「やったね!ありがとう。」(感謝)
これ全部、”肯定”の種類です。
じつは”肯定”の度に、それが小さな”目に見える成功体験”になっています!
洗濯物たたみ1つで、10個ぐらいの”成功体験”が味わえますよ!!
発達ちゃんにはこの”成功体験”を、本人にわかるようにきちんと認識させてあげることがとっても大事ですから(つまり、自分だけでは認識しにくいのです)、
「このタオル、はじがぴったり揃っているね。」
「いま丁寧にたたんでるじゃん。」
「真剣な顔、いいね~。」
など、本当のことをしっかりとママが観察して伝えてあげて下さいね(誇張はダメですよ~)。
1学期にたくさん受けた”否定”をリセット
1学期、ちゃんと学校に行けた発達ちゃんは、「できる/できない」の観点だけから見てしまうと、できてるんです。
けれどその裏に、普通の子どもに比べて、何十倍の頑張りと疲れがあります。
そして、自分と他の子との違いのようなものを、早いと年中さんくらいから感じている子もいます。
小学校だったら、ルールを守ることが難しい発達ちゃんは、先生や周りのお友達からの注意や叱責が毎日のように繰り返されていた場合も。
こういった”否定”を、やんちゃすぎる子はどうしても受けやすいんですね。
否定に対する反発は、周囲の人をシャットアウトして理解力を妨げます。
学校の無い夏休みの間に、”否定”を”肯定”でどんどん上書きしましょう!
そうすることによって、「自己効力感」を大きく大きく育てることを、ママのミッションにしてみませんか?
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最後までお読みくださり、ありがとうございます(^o^)
お子さんとお母さん、
そしてご家族の未来を変える力を、
一緒に育んでいきましょう!